デンカラのトップ絵

月のイラスト

「2011年8月」

月のイラスト 「2011年8月」


ひまわり、です。

今年この花について、僕が思う事は違った意味が少し増えたけれど、

花である事は変わりない、と思います。

だから、上手く言えないんだ。


本当はもっと色を乗せる事も出来るのに、ここで描くのをやめてしまいました。

こういう事は時々有って、

そんな時は大概、もう言う事が無い時なのです。

便箋に半分以上空白が残っているのに、

言葉を尽くしてしまって、これ以上は蛇足になってしまいそうな気持ち。

この先何を描いても、伝えたい事をややこしくするだけのような気がして。

だから、空白を残して、筆を置きたいと思います。


覚え書きの様に書かれた言葉が、この絵に合っているような気がしたので、

併せて載せておきます。

後は、思う人次第。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時間が全てを忘れさせてくれると言うけれど。


傷はずっと、傷の侭で、

傷跡になんか、全然なってくれなくて、

ただ、その侭では生きてなんか行けないから。

それでも、進んで行かなきゃならないから。


だから、時を重ねるにつれて、どんどん傷を見て見ぬ振りするのが上手くなった。

傷はずっと、傷の侭だ。

痛みさえそのままに。

でも、見ぬ振りさえして居られれば、その間は、痛みを自覚せずに済む。

そういうものだと、思う。


だからきっと、悲しみはずっと、悲しみの侭だ。


その感情は認めてる。

でも、そればっかり思っていても、しょうがなくて。

それでも僕等は、この悪路を進んで行かなきゃならない。

それが、どんな悪夢であっても。

いっそ巻き戻せればと、願う事は多々あれど、

前を向く事しか赦されていないのなら、行くしかないのだろう。

それが例え、どんなに虚しいものであっても、だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

英訳は、「希望無くとも、進むだけ」。