完成日 2009.10.13
画材 ケント紙に水彩
サイズ 25.7×36.4cm
個人的に言って、今年一番の出来だと思うのがこの絵です。
動物のセレクトとしては一般ウケしなくとも、多分一番好きな絵です。
配色の加減、流れのバランス、モチーフの面白さが引き出せていて、
描いている時にドキドキしっぱなしでした。
絵だけで完成し過ぎていると、他の要素に使いにくいので、
バランスをワザと崩す場合も多いのですが、
これは崩せてません。
何もかもが此処になくては成らない、と主張してきた絵です。
神様の一手に触れられた様で、そうでなく、
ハッキリ言いきれない何かを、捕らえて焼き付ける瞬間の様な。
そういうものを終始感じ続けて居られた絵なのです。
こういう瞬間が在るから、描くのを止められないんだろうなあ。
英訳は、
「澄ませば聞こえる、小さな叫び。」